2018年08月17日

 昭和四十年代 (4)

大文字焼き 五山の送り火 昨晩それがあったとニュース
五十年前私はたしかに京都いた
今はもうない鴨川ユースホステル お金ない大学生 もうない大阪までの
夜行列車日本海 明け方五時に京都に着く 若さは旅の疲れなんか感じない
高校二年生以来だ  京都に憧れを持っていた時期
人生に再現はない もう二度と京都に立つ機会は無かった
頭の中にだけ残っている大文字焼き 鴨川の人混み 少女の肩の向うに
見えた 送り火より 少女の背骨のシルエットが残っている
あの京女も七十近い 過ぎ去る時間 天皇が東京に去ったように
私も京を思い出す事もなく駆け抜けた人生
1957年 東宝映画「大番」加藤大介 淡島千景主演
四国宇和島の百姓が故郷で失敗して上京する。
兜町で株屋の丁稚から出世成功する物語
私が昭和四十四年卒業して務めた「山一證券」は一番老舗の会社
野村證券 日興 大和 山一の四つを四大證券と言った
会社の古いビルの周りには中小證券がいっぱいあった。
その中に「大番」の主人公「牛ちゃん」の会社があったなんて
夢にも思わなかった。
その頃は「相場師」と言われる人達が度々うわさにのぼる時代
店頭では大きな黒板の前でまだ人がチョークで出来値を書いていた。
映画「大番」はそんな時代を思い出させた。
学生気分抜けやらぬ私は直ぐ飛び込み営業をやらされた。
訪問してもドアさえ開けてくれぬ毎日、
大卒新入社員60名が瞬く間に30人に減った。
私はそれでも都区内支店に残った
山形、秋田、鹿児島、なんて行った奴らは悲惨
「牛ちゃん」の兜町人生は細かく描かれていないが
経験した私にはまるで戦争体験を舐めるようで
見たくないような映画。
愛人がいっぱい登場する 「団 玲子」なんて
ひさし振りに思い出した。
(続)

posted by 花蓮 at 08:25| Comment(0) | 日記

2018年08月15日

 昭和四十年代 (3)

(2)を書いた2時間後
 チューブで 東宝映画 1968年 小林圭樹主演 「首」
 という名作をまた発見した。
小林扮する弁護士が変死に疑問を持ち
茨城の田舎に埋葬された死体を再検査したいと
奔走する、
警察の留置場で警官が殴ったのが原因で脳溢血で翌日死ぬ
東大の法医学教室で首を持ってくれば解剖すると言う
戦前の汽車、当時の自動車、上野の風景、小林の重厚な演技
すべてに百点の出来映え
それで(3)を書いた、余裕のある方は”ごろうじろ”。
posted by 花蓮 at 19:08| Comment(0) | 日記

 昭和四十年代 (2)

昨日チューブを二つ見つかった
「〇〇都市」 これは1960年制作「非情」だった。
最後は面白くない。まあとにかくタバコをよく吸う
そういえば学生時代はそうだった。
だから受動喫煙なんて信じない。
「熱中症なんて信じない」
真夏のグランドで水を禁じられて白球を追った」
だれもなんともなかった
四十年代のことだ
もう一つ映画 大発見
1969年 東宝 「白黒」これは百本に一本の
面白さだ。
検事ドラマ 小林圭樹 主演 もう亡くなった俳優だが
彼がもう少し若い頃「社長漫遊記」なんてもの出ていて
両親と繫華街の映画館に行った楽しい思い出と
小林圭樹の喜劇風の役は忘れられない。
原作は翻訳もの 二転三転は ハッとさせられる。
こんな映画は見た事がない。
あなたも検索でさがしたらどうだろう。

posted by 花蓮 at 09:52| Comment(0) | 日記