2013年06月18日

大連裏事情

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 <コメダ珈琲店のジュースの容器

  名古屋人は変だ

今日は藤村の格調から 野卑な話

大連で貿易の仕事をしている友人が帰省した

電話が掛かってきて日曜日 コメダ珈琲店で会う事にした

このコメダは名古屋流で変わっている

ジュースを頼んだらご覧の通り

薬の瓶みたいので出てきた。

ジュースでも珈琲でも モーニングで

トーストとゆで卵が付いてくる。

彼が近況を話始める

いや〜最近の円安で 中国からの輸入は

 すっかりダメになりました

彼はシャワールームを輸入していたのだが

価格が合わなくなってしまった

一万円が昔(4〜5年前)まで850元くらいだったのが

600元にしかならないと嘆いていた。

最後はクラブ、スナックの話

大連にも森ビルがあるが、その中には日本領事館もある。

その裏通りが日本飲食街 全部日本語が通じる

戦前から満州鉄道の終点で大陸奥地ー(瀋陽(奉天)、長春、ハルピン)

から外部に出る人(胃袋の出入り口みたいな所)の集散地だった。

中山広場直径1Kもある その周りには横浜正金銀行、

大和ホテル、など日本の建物が今もある。

駐在員も多く3万もいると言う

当然それらの比較的金回りのいい日本人相手の

クラブ、スナックが森ビル裏に数百件軒をつらねる。

たいていスナックの娘はお持ち帰りが出来る

料金は1500元だ。

こんな話を聞くともっと若ければ

あんなに若い頃苦労しなくてもと羨ましくなってしまう。

私が駐在員なら 今頃完全に中国の女の海に

溺れてしまってひどい事になっていたろう。

「民主広場が 一段下のクラブがいっぱいあるんですよ」

 「わたしなんか そこが丁度いい、 大連っ子は居なくて

 ハルピンとか田舎です」

 ハルピンはスタイル良くて良かったですよ」

だんだん妄想が広がる。

事情を知っている「妻ちゃん」は

私を行かせてくれないだろうな

posted by 花蓮 at 09:30 | TrackBack(0) | 日中感想

2013年04月01日

これ中国人

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<世界の華と 最新のU字すそのジャンパー>

今日から  4月

なんと月末は五月だ!!

何があるわけでもないが

〜♪ 空には高い鯉のぼり ♪ 〜〜

うきうきしてくる

けさのテラス

洗濯物のオンパレード

昨日 妻ちゃんが帰ってきました

早速 洗濯掃除

赤いガウンの袖にバラの花が付いている

日本には絶対ないデザインだ。

私にも春ものジャンパーの土産

裾がYシャツのようにU字型をしている

日本にはない

意表を突くデザインだ

(これ着て 浮気に行こうっと)

中国は衣料大国だ

ジーンズでも百種類くらいあって

けっこういいのである。

私のジャンパーはジッパーが無い

これもいい

ラフに着れる。

中国の事ぼろくそに書いてるけど

妻ちゃんは別です

私の命

妻の親友の日中夫婦が空港に出迎えに

私の運転を心配して

あなた来なくていいから 麗子に頼んだよ

空港に帰って来るのを指折り数えて

じじは待っていたのに。

そういえば新潟空港はこの時間

県外ナンバーが留まっている

待っているのは爺ばかり 若者はいない。

言わずと知れた<国際結婚カップル>です

妻が若く、夫が年取っている。

ニヤニヤソワソワ みっともない奴ら

かくいうわたしもそうだ

妻の親友の夫も60歳

無類の酒好きで料理酒まで飲むと

妻が言っていた。

昨日は2時間も遅れて到着

新潟空港が雪でハルピンの出発が遅れたとか

「またうそを言っている」

なんぼ雪国だからといって

四月に入って雪が降る事ない。

夫婦は家に上がった

56度の白酒(ばいちゅう)を目を細めて喜んでいる。

俺も飲みたいなあ〜」

だめよ 2度目倒れたいの!」

透明な瓶の中にまたガラスの帆船が

入っている。

美しい入れ物 日本の数倍凝っている

少し漏って甘い香りがする

ハルピン理工大学の80歳元教授と

56度の飲み比べをした事を思い出した。

ショットグラスを一気に飲むのです。

7杯めまで覚えていたがついにお爺さんに負けた。

ハルピン人は強い

<白酒>は中国で体験した人以外は

喜ばない。56度に恐れをなすのだ。

妻は掃除洗濯を始めた

何でも雑巾掛け

私は家から追い出されコンビニに

帰って来ると溜まっていた洗濯ものが干してある

<やっぱり いいなあ>

明日から妻中心に我が家は回る。

中国は世界の中心 

中華(せかいの花)だから

posted by 花蓮 at 07:23 | TrackBack(0) | 日中感想

2013年03月09日

天平グレートジャーニー

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「天平グレート、ジャーニー」

この小説を買って読むと書いた記憶があったので、

バックナンバーを調べた

12月20日にそんな事を書いたが、本屋に行くと

2500円もして、価値が無いなと止めていたのだ。

今週 図書館に行って「天平・・」ありますかと聞くと

係りがいとも簡単に出してくる。

あの新刊本があったのには驚いた。

どこかの新聞で新刊本が売れなくなるので

図書館は半年くらい遅らせて公開するとか

書いてあったような気がする。

余分な事だが聞いて見た。

「いつ頃入ったんですか」

「え〜と 去年の11月です」

発売になって直ぐだ

これから新刊は図書館に問い合わせしよう。

この小説は平群広成(ヘグリのヒロナリ)が

遣唐使となって唐に行き、帰りに難破して

ベトナムまで流され、黒竜江省の

渤海という国を経由して秋田に流れ着き

大和に帰るという大漂流の物語である。

作家の「上野 誠」の略歴をみる。

奈良大学文学部教授

歴史学や考古学、民俗学を取り入れた

万葉研究で学会に新風を送り込んでいる」

とある。

道理で小説としては気の抜けたコーラのような

印象でいまいちだ。

この人は作家と言うよりは大学の

研究者なのだ。

遣唐使 平群広成の性格描写が足りない

史書としては文献が残っていないだろうから

この程度で十分なのだが。

天平五年から十一年まで掛かって唐を

往復したのである。

どうも歴史上実在の人物らしい。

唐で安倍の仲麻呂にあっている。

「平群の広成」(へぐりのひろなり)

天平勝宝五年 武蔵守で死去

そしてこの作者上野さん

福岡県生まれ、国学院、

奈良の静かな大学の林の中の研究室で

万葉集を読んでいるのかな

彼の人生も天平遣唐使のようで 興味がある。

~あまのはら ふりさけみれば春日なる みかさの山に出でし月かも〜

  安倍の仲麻呂 長安にて詠む

難破してついには帰って来れなかった仲麻呂

上野さんのように故郷を離れて、鹿が鳴くキャンパスを

終の棲家とする 理想の人生

うららかな昼

我が家の「平成ジャーニー」さんが 寝ぼけまなこで

起きてきた、

「パンやの珈琲冷めたよ

「あんた チンして」

「ハイ」

posted by 花蓮 at 12:04 | TrackBack(0) | 日中感想