2018年09月29日

 大和古寺巡礼《寄り道 C)

今晩 偶然「海賊と呼ばれた男」を見た
法隆寺は木造世界最古 千四百年も経つそうだ。
戦いが火災を呼ぶ だから無傷で千年もつ事は奇蹟
世界でも稀有の国 日本。この国に生まれて幸せ
大学一年の春 私は三浦半島の富士の見える丘陵にいた
文学部の博物館学講座実習に参加して女性ばかりのなかに
にいた。講座の内容は縄文遺跡の発掘作業だった。
まだ田舎の高校生の匂い紛々の私
善子と言った彼女に初恋一目惚れ
まだなにも知らない馬鹿者だった
彼女は一つ上の二年、おまけに東京の
女子高卒。私はむこうみずに突進するイノシシ歳
「あなた若すぎる」と言った。
秋になって池袋の喫茶で会う所まで漕ぎ着けた
彼女の服装をまだ覚えている ピンクのブラウス、グレーのセーター。
美しかった
彼女は卒業の冬 別れを告げた。「私 婚約したの 相手は40歳 歯医者」
「えッ そんな おじいさん」
経済力の無い私は唖然とした。
彼女は丸の内の「〇光美術館」に就職した
わたしはあきらめきれず丸の内を訪問した。
その時の会話を覚えている
「うちの会長は愛国者だから皇居が見える側には窓を
 つけないのよ」 (へえ〜〇光さんは愛国者か)
 その時初めて知った
 それから五十年 今晩「海賊と呼ばれた男」を見た
主人公は勿論「〇光佐三」さんだ
時は流れる 止めようもなく 流れる
法隆寺はまだ流れに抗しているのかもしれない。

posted by 花蓮 at 00:42| Comment(0) | 日記
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