2021年04月19日

 都の西北 ♫ 旺文社全国模試2番

昔の話をしよう
今年は74才 終末期を迎えている
昨日おなじデイサービスの友人が遊びに来た
奇しくも同じN市の高校を卒業していた
話しの中で初恋の女のことになった
二年のある日一学年下で一番美人をデートに誘った
私は四百五十人中四百三十五番、中学ではいつも十番以内
だったのに完全に打ちのめされた。
廊下をこそこそ歩いていたのに
むこうから一年の美人がきた
何を狂ったのか俺は声を掛けた
「今度T湖でボートにのりませんか」
意外や意外
「ええ いですよ」
彼女は答えた
準備していなかった俺はどぎまぎした
N市でも田舎の中学 靴なんて無く
みんな下駄ばきの百姓
高校一番の女をつかんだらついてきた
”おら どうすりゃいいんだ ”
約束の日まであと数日 全国模試の発表があった
彼女はなんと二番ではないか
俺は忘れたが 千番か万の単位
また打ち砕かれて ボート乗り場には行かなかった
行けなかったのだ。
卒業後のうわさではW大へ行ったという
俺はW大を落ちて 二流私立へ
高橋洋一流に言わせれば”ド文系”なのである
話しは昨日に戻って
美人の彼女はN市から電車で三十分のG町から
越境入学で通っていた
駅前の繁盛する食堂であった
そのまた山奥のM町の葉来軒という
ラーメン屋にデイサービスの友人と入った
ラーメン屋の女将に高校時代となりのG町の
駅前食堂の娘と付き合っていたんですよと
嘘を言った。
意気地なしの五十年まえをまだ恥じて
”Yちゃんはわたしの姉の娘ですよ”
”えッ”
”美江ちゃんはいまどうしてます”
”プロ野球の選手と結婚して離婚しました”
  。
  。
俺はこの越後のくそ田舎で 終末期を迎えている
♫ ♪〜 都の西北早稲田の森に〜〜〜
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posted by 花蓮 at 06:09| Comment(0) | 日記