2018年12月31日

 軽井沢は佐久だった

佐久の一戸建てを検索していたら別荘が出てきた
普通ブぶロック塀の家を想像していた
勝手に検索が別荘へと導いていった。
ああ、山小屋風の家もありだ。
もう人生も終わりに近づいているから
生活臭が無くても良いんだ。
それで別荘”佐久で”検索した。
「軽井沢」が出てきた
あれ!軽井沢も佐久なのか
清里の帰り道に迷い 佐久市内で「佐久長聖」高校の
前に出た
 軽井沢まではまだ遠い 
 ところが軽井沢町は佐久郡
 軽井沢の駅裏 アウトレット側は佐久郡だった
 息子はモールの近くに住んでいる
 カッコーが木を突いて巣を作っているそうである。
posted by 花蓮 at 09:36| Comment(0) | 日記

2018年12月26日

 信濃の国そのごの恵子

立教を卒業して二年がたっていた。
山一證券の新規客(自分で開拓した客)も増えて
任され株(これは法律違反)は五万株もあった。
篠原恵子とは池袋のクリスマス「接吻」以来
会っていなかった。
ある春の日曜日、浜松に転勤になっていた俺は
東京の恵子に電話した。
「元気 結婚生活はどう?」
「まあ~ まあ~よ 子供が生まれたの」
パンツを脱いで海老のようにマングリ返った恵子の
姿を想像した。
おれはまだ女体をしらなかった
ビデオを見てやる形は知っていたが
そんな事はおくびいも出さず
「おめでとう 可愛いいかい」 きわめて明るい声でいった
「今度 東京に行くけど会うか」
「いいわよ 「じゃ上野の西郷さんのところで」
東京の女になったとはいえ 田舎者同士
そんな洒落た所は思いつかない
朝早く浜松を出ると 午前には上野に着いた
そこには赤ん坊を抱いた恵子が立っていた
「抱いて見る」
俺はまだ見ぬ日大野郎の子を抱いた
でも半分は恵子の子供だ
柔らかくて可愛い
その子も もう三十を越えた
”おまえが赤子の時 上野の山で
俺の腕の中にいたんだぞ
女とは「大名時計」みたいなもんだ
突っ立った胎内に精子を受けて赤子に
する機能が入っている。
不思議なもんだ。おれは恵子のもう戻れない
顔を見た。
夏の磐梯山の檜原湖での合宿
恵子は溺れそうになった
一瞬「俺は死んでもいい」そう思ったを五十年
経っても鮮やかに覚えている。
一生で一辺の経験
恵子は水の中でじっとしていた
俺は首に手を廻し岸に向かって泳いだ
湖の底に沈んだ不気味な樹木が見えた
あのまま死んでも もう私を思い出す両親も
水底にいる。
恵子はそんな俺の決意を知らない
なにやらの展示を美術館で見た





posted by 花蓮 at 07:05| Comment(0) | 日記

2018年12月24日

 信濃の国 (2)

古来 松本平は深志と言った
これはすべて岡田紀子から得た知識だ
松本深志高校 
昭和四十年はパソコンもスマホもないから自分で調べるのは大変。
昨日PCで検索
なんて風格のある建物だ おれの高校なんぞ昭和のうすっぺらい校舎
信濃教育県だからきっと偏差値も高いのだろう
結局この負い目は四年間続いた。
松本城でなくて深志城と言った
「四つの平、と信濃の国は歌う あと二つは善光寺平、伊那平
善光寺平は新潟県に近いので行った事がある
しかし仏教臭い所は好きでなかったので印象にない
信州といえば高原、美ヶ原、霧ヶ峰、八ヶ岳
紀子 東京外語大 そのコンプレックスの為
次第に疎遠になった 一方 立教英文学部の
女がいた
山形西高校 練馬大泉、山形には夏休みを利用
して遊びに行った、
当時の私には女体は神秘 だから触れる事も
出来なかった。
かなめちょうのアパートにはいろんな学生がいた
明治の奴は女にもてた
いつもやった自慢をしていた。
まだ童貞の俺はやっかみ半分で彼の話を
聞いていた。
「ねえ〇〇君、夜のマスもっと静かにやってくれよ」
俺はドキッした
聞こえてるのか 
山形の恵子を思って毎晩やっているのを
福井藤島高校の哲夫が一番の親友になった
哲夫も恵子が好きだった
話を信濃の国に戻そう
八ケ岳、車山、霧ヶ峰、美ヶ原
この高原の連なりが死ぬほど好き
哲夫を誘い、夏、初冬と行った
哲夫も女を知らない
夏はあんなに居た女がだれもいない
ロッジの広間 薪ストーブだけがパチパチ
燃えていた
女は信濃いない 東京に居る
二人は臭いを嗅ぎに高原に来た間違いを知った。
また東京に戻って一からやるしかないというのが
二人の結論
東京に戻ったクリスマスイブの夜
田舎者の俺は「赤玉ポートワイン」という
砂糖水のような酒を買って恵子を下宿に
誘った。
手を出さない俺の性格を知ってか彼女はやってきた。
「〇〇君 わたし日大の彼氏ができたの」
 「え〜〜ッ」
 「夏休みまでいなかったじゃない」
 「荻窪の彼 東京だから早いのよ」
 もうセックスのあった事を匂わせた
俺はまだ手も握ってないのに
「卒業したら結婚するの」
期待を膨らませたクリスマスワインも買ったのに
谷底に突き落とされた
だから田舎者はこまる
女は成熟 「彼べレットGTに乗ってるの」
便所下駄を履いてイキガッテ国電に乗ってたおれが
可哀想
結婚する前にキッスだけゆるしてくれた
これが生まれて初めて女の唇を知ったはじめ、
伊那谷の藤村 明治の彼がなつかしい
「やさしく白き手を伸べて 林檎を我に与えしは
 薄紅の秋の実に
 人恋そめし 始め成り} 藤村・初恋より
池袋の夜はかなしかった。





「え^
posted by 花蓮 at 08:09| Comment(0) | 日記