2014年07月18日

昨日の旅行社の話

昨日は旅行社へ行った

担当の女の子は「私の小説」の読者だ

「鎌倉物語」を3月に出版社に送って

だいぶ経つ

彼女は粗筋をはっきり覚えていた

その旅行社の売れ筋は韓国旅行らしい

大韓航空のパネルが壁一面に貼ってある

今度のハルピン行は妻の弟と客の男性だ

妻の弟は大人しい性格で

中国が合わないと言う

そして「柔和な日本」が大好きと

妻に話しているらしい。

「中国南方航空が金を払え」と言っている

と彼女が申しわけなさそうに言う

渡航は来月末なのに

通常4万の航空券代が8月初めは12万。

「やっぱり中国人は韓国と並んで最低民族」

と彼女に愚痴をもらす

「俺の親戚を除いて 妻と弟は最高だけど」

「奥さん 綺麗な人でしたね 〇〇〇さん」

彼女は妻の名を言った。

なんで覚えているの

「ヨーロッパは行った事があるんですか?」

「30年前行ったよ ボーイング722の

横6座席の鉛筆みたいな 飛行機だった

まだベルリンの壁があって

テンペルホッフ空港に着くとき

隣りドイツ人の若い娘と話したんだよ」

俺も青年だった。

その自慢話を彼女にした

そのオレンジのスカートはサック型で

一方が長いデザイナー物のようだった。

posted by 花蓮 at 09:37 | TrackBack(0) | 旅行

2014年07月17日

村立岩室図書館 2

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昨日 新潟中央図書館で5冊借りてきた。

裏表紙には新潟市立「岩室図書館」の

シールが貼ってある。

「ユダの覚醒」をチラッと見てみると

マルコポーロがフビライの北京に

17年居て、ベニスに帰ってくる航路が書いてある。

著者は「ジェームズ・ロリンンズ」

もう2、3週間彼の著作にのめり込んでいる。

これが大都市新潟の図書館に無くて

山ひだの岩室村にあるから

ややこしい。

「13番目の石板」を新潟中央図書館は

どこからか取り寄せると言ったのだが

なんと購入して私に貸出たのだ。

案内の下っ端の娘だったけれど

彼女に購入の権限があったのだろうか。

窓から弥彦山が見えるのどかな岩室図書館には

いま、ジェームズ・ロリンズは一冊もない。

みんな私の家にあるからだ。

7冊ある

31日まで期間に読み終えねばならない。

英米文学の棚をゆっくり歩いた

借りたい本がいっぱいある

日本文学の目ぼしい作家はここ四、五年で

全部読み終えてしまった。

まだ晩年までしばらくある

<どうしょう>と思っていたら

英米、フランス、ドイツ

とまだある。

もう少し生きても大丈夫だ。

posted by 花蓮 at 11:39 | TrackBack(0) | 日々の出来事

2014年07月16日

岩室村立図書館

昨日は新潟市郊外の岩室温泉まで

行って来た

温泉に入ったのではない

そこは数年前 平成の大合併で

新潟市になったのだ。

どこまでも続く稲穂の海を

三十分も走り、角田山の麓に

着くとそこは以前「岩室村」と言った。

なぜ行ったか?

市と県の中央図書館の検索を調べると

「ハルピン物語」や今回「13番目の石板」

「マギの聖骨」「ロマの血脈」「ケルトの封印」

などが市内には無く、岩室図書館に

あると言うのである。

新潟市とハルピン市、県と黒龍江省は

姉妹市、県である。

そこの中央図書館に「ハルピン物語」が

無く、岩室村にある。

この不思議を解くために、出かけたのだ。

新潟市西蒲区と呼ぶのだそうだ。

返って効率が悪く、費用がかさんでいるのだろう。

この村の人口まで新潟市加えて70万人、

政令都市になったのだ。

閑散としている<村の図書館>

誰もいない、

村を侮る訳では無いが、

船戸与一の「満州国演義」が

手垢で汚れてもいなく、新刊のようだ。

だれも読む人が居ないのだ。

ましてや翻訳物などピカピカ。

これは楽しい

中世フランスの異端者物語を借りる

どうも欧米では、このジャンルは日本の

戦国物のように、人気があるようだ。

キリスト教をベースにした小説は

欧米読者には分り易いのだ。

その源流として古代エジプト文明が

流れている。

「岩室村立図書館」という合併前のシールが

貼ってある。

同じカードで借りられる

返本は新潟駅近くの市立にすれば良いと言う。

夕方 市立中央図書館から電話

「注文の5冊が入荷しました。取りに来て下さい」

「ロマの血脈(下)」その他が岩室図書館

から届いたのだ、私と同じ田んぼ道を

走って。

posted by 花蓮 at 09:26 | TrackBack(0) | 日々の出来事