2014年05月24日

大観園 4

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<私の泊まったホテル・この裏に線路がある>

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<革命広場・ 突き当りを右に行くと道外区>

窓を開けると朝の香しい空気が入ってくる

けたたましく鳥の鳴く声がするので

見ると、湖の岸の茂みにキジが居る。

”キジも鳴かずば撃たれまい”とは良く言ったものだ

気の強いキジは 人が居ようといまいとお構いなしに鳴く。 

人間は年中繁殖するが、キジは今がそうだ。

目の前がテリトリーのオスは、メスを呼んでいるのだ。

数年前は 隣の境のオスと喧嘩していた。

大観園に戻ろう

なかにし礼の「赤い月」から以下引用すると

哈爾濱の街は「道理」と「道外」に大きく分けられている

「道理」にはロシア人、日本人、裕福な中国人が住み

ロシア風の街並みが整然と広がっていたが、

一歩「道外」に足を踏み入れると中国人街であり

貧民窟のボロを集める商人、物売り、苦力、

娼婦たち、不潔と無秩序が広がる世界だった。

冨錦街を五十メートル程入ると

大観園という看板の掛かった「大きな建物」があり

その入口が洞窟のように黒い口を開けていた。

その暗がりの中に痩せこけた死体が二、三転がっていた

豪壮な私の泊まったホテルの前の革命広場

綺麗な河岸公園、 しかしその河岸道を右へ行き

ガードをくぐると「道外」なのだった。

観光客は知らない

私は見た

七十年まえ 満州国が消滅するまで

そこに東洋一の<阿片窟>があった跡を。

posted by 花蓮 at 06:42 | TrackBack(0) | 日記

2014年05月23日

大観園  (3) 道外区

 

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  <大興安嶺山脈の位置と満洲里>

昨日は「ハルピン物語」が 県立から消えてショックだった

アマゾンから発送通知が来た

札幌から来ると言う

自分の身は自分で守る

やはり自分の蔵書だ

一昨日の続きにに戻ろう

実は鉄路の向う側は 戦前の阿片地帯

<大観園>の跡だった。

ガードをくぐると、日本で言う3尺×6尺の

べニア板が並んでいて 豚の頭が載っている

血が道路に流れ落ち、その血が下水と混じり

白濁して足元を濡らす。

下水溝がないので 生活排水が道路に流れる

うどん 野菜くず などが腐って臭いを発する

初めての私のにとって 地獄の景色だ

戦前の大観園の描写は小説・大興安嶺異聞から

引用させてもらう。

以下

満州国  黒龍江省哈爾濱市の郊外に<大観園>という

大看板を掲げた楼閣がある。

饐(す)えた臭気が鼻腔を突いてくる

暗い園内には 木賃宿、遊郭、管理所と呼ばれる

モルヒネ吸引所、

木賃宿には南京虫、シラミ、蚤、油虫の温床のボロ布団が

敷いてある。苦力、農夫、家出人がどろっとした目で

たむろしている。

阿片吸引者はやがて死ぬ

浮き出た肋骨の躯(むくろ)に群がる中毒人

わずかに残った衣服を剥ぎ取る。

死んだばかりの娼婦は乞食によって

死姦される。

この街には強盗、窃盗、恐喝、傷害、売春、

死姦、遺体売買、なんでもあった。

この描写延々続く

あまりの酷さで とても創作出来ない

「なかにし礼」の赤い月は もっと柔らかな表現である

戦後六十年経っても 残っていたのである

ちなみに今でもこの線路の向う側は

道外区、こっち側は道理区と言う。

政庁側は<道理>で 売春・麻薬区は<道外>なのだ

       (続く)

posted by 花蓮 at 09:22 | TrackBack(0) | 考えること

2014年05月22日

ばかやろう 県立図書館の怪

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  <図書館から消えた ハルピン物語>

昨日 このブログを書く資料の為に

県立図書館に行った。

「大興安嶺異聞と言う小説を探しているんですけど・・」

「今 書庫にあるんで持ってきます」

係りはすぐ持ってきた。

「ついでに言えば良かったんですけど

ハルピン物語もお願いします」

カチカチ PCを叩く

この本は本館には ありません

えッ そんなことないでしょ!

わたし 借りたことあるし そこの書架で

見掛けた事ありますよ」

でも市立図書館もネットで繋がっているんで

調べます。

やっぱり新潟市内には ありません

「だって 表紙だって覚えているんですよ!

ハルピンのロシア教会がバックに写っている表紙で、

巻末には著者が私はハルビンと

呼ばないでピンと発音するって書いてあるのまで

覚えているんです。」

とにかく 本館では 蔵書の記録がありません」

若い男は木で鼻をくくったような応対

いま書庫は解放してますか?」

してます」

なっとく行かない私は 県立の書庫に入った。

「ハルピン物語」 「ハルピン物語」

探すけどないのだ!!

私の借りた記録はPCに残ってますか?」

過去のは 削除です

10ヶ所の市立図書館にも無い

新潟市に無いのだ!!

ハルピン物語が・・・

すごすご 帰ってきて自宅のPCを調べる

このブログの過去にあった!!

ハルピン物語ピクチャーに入っていたのに

忽然と新潟市と県立のPCから消えた

<税金もこんな風に消えればいいのに>

癪に障ったので アマゾン中古本で検索

札幌に1冊 だけあった

997円だ

消えてしまわないうちに 発注

この作田さんという 作者は満洲国崩壊

の体験者。

続編は無いだろうし

絶版になるだろう

少なくても 新潟県には無いのだ

作者は言う

「私にとって ハルビンでなくて

ハルピンと言う発音が心に響く」

中国人の友人は (ハービンharbin)と発音する

空港にもそう表示してある。

違う! 違う! 違うのだ!

あれは 哈爾濱・ハルピン

今の共産党の破壊文字でなく

旧漢字のハルピンだ

新潟のハルピン物語は何処へ行った

どこへ行った

どこへいった!!

かえって おいで 

帰って来いよ〜

この写真をプリントアウトして 今日もう一度県立へ行く

哈爾濱・ハルピン物語が無くなるのが悲しいのだ

女が居なくなるのも悲しいけど

帝国陸海軍が亡くなったいま 

哈爾濱・ハルピン物語まで新潟市から無くなるなんて

ばかやろう〜〜〜 悲しいぜ

だれが元データを削除したのだ 本が欲しければアマゾンで買えばいいのに!

俺が寄贈してやる

 

発送の詳細
 

posted by 花蓮 at 05:06 | TrackBack(0) | 浮き草