2014年02月18日

女はパン屋にもいる

物凄く寒い朝

妻はまだ寝ている

六時 ストーブの火を入れるとホッと暖かさが広がった

どうしようか考える

パンやに行って無料珈琲を飲もうか

それとも居間でお茶を飲むか

ええい! 寒いけど出かけよう

パン屋に入ると、食パンのコーナーに

いつものこがいる

みんなどのパンも飽きたね」

新しいのがありまよ」

クロックムッシュです

駅裏の25年通っている珈琲店で

いつも食べたやつだ

勿論値段も手間も違うので

ダメだろうと思ったけど、彼女が勧めるので

買う事にした。

店内で食べて帰るので、彼女は店内用の

トレイに移す。

今日はブログに書く事がないので

パン記事でお茶を濁そう。

レジカウンターで携帯に撮る

おれ 下らないブログ書かないんだ パンの記事なんて

でも 写真に撮って載せるんでしょ

俺 小説家だよ」

えつ!! そうなんですか!!」

目を輝かせる

嘘   自称だよ」

今日はしょうがないからなパンでも書くか

でも パンからでも一応読めるブログは書けるんだ

いつも俺のブログ読んでる、

女房に逃げられた新潟市のA君

女はパン屋にもいるぜ

君みたいに若ければ

何とかなるぞうォ〜

腐るな くさるな

posted by 花蓮 at 09:29 | TrackBack(0) | 体験集

2014年02月16日

祖父と菊池寛と文芸春秋

関係無い話をしよう

昨日 書店で、初めて自腹で「文芸春秋」を買った

買う前にチラッと値段を見ると900円とある。

しかしレジでは899円と打った。

千円を出すと、101円の釣りをくれた

何だか変だと思ったが、多いので黙っていた。

帰り道 タレーラン珈琲店の前を通ると

瞳のキラキラしたバリスタがガラスの向うで

テーブルを拭いていて、

私を見つけると両手で手を振る。

文芸春秋を開くと「芥川賞150回記念・あの日の作家たち」

と言う写真企画があった。

トップは芥川龍之介と菊池寛の写真である。

五十年前の記憶がよみがえる。

菊池寛は四国高松の出だ。

祖父も高松の生まれで、両親は小さい時離婚した。

その後妻が生んだ弟の嫁が菊池寛の姉である。

こうなると出世した親戚みたいな大物に

寄ってくる「ダニ」みたいなので、40年間この話は

忌避していた。

三島由紀夫、松本清張、海音寺潮五郎など

の歴代受賞者の写真を眺めていて、

俺の此の世の最後の記録にと、書く気になった。

私の母が当時美人だったので、

大映社長の菊池寛にウチの爺さんが売り込んだ

のである。

その母もいま正に朽ち果てんとしている。

今朝 母の朦朧とした意識の中で

菊池寛と祖父のエピソードを聞き出しだのである。

その時もらった「寛」の色紙が2・3枚あったが

火事で焼けた。

百舌鳥(もず)という菊池寛の文芸誌に

爺さんの名前(男なのに碧という)が出てくいる

と爺さんから母が聞いたと言った。

「もず」を検索すると確かにあるが、

高松市の平成の頃の菊池寛文芸誌である。

どこかにあるのかもしれないが、

<それがどうした>という気もするので

もう止めた。

posted by 花蓮 at 09:27 | TrackBack(0) | インポート

2014年02月15日

小説家がいた

昨日 山一證券の同期会の幹事からメールがあった。

皆 退職しても頑張っている

小説の残りを読みますか」と言う問いだ。

 彼の友人が書いた小説の冒頭部分が贈らてきたので、

黙っていれば続編が送られてくるのかと思っていた。

体験談小説である

新人研修が終わって、山一福岡支店に行った彼の

45年前の武勇談みたいなものである。

無事に新人時期を生き残って、

ロイヤルホストの草創期の社長に出会って

ヒイキにして貰うエピソードが入っていたりして面白い。

どうも私が同期最後の回覧らしい。

早速 お願いした。

度わたしの「鎌倉物語」 <昭和のいしぶみ>

か<湘南エステ篇>を圧縮ファイルにして

希望者を募ろうか。

ただここで問題がある

<圧縮ファイル>の作り方が分らないのだ。

妻が中国に行くときに 航空券を頼む旅行社

が航空券を圧縮ファイルで送ってくる。

そこの綺麗な姉ちゃんが 私・朝比奈澄夫のファンなのだ。

先日も<鎌倉物語 第6章 夜来香が聞こえる街>の原稿を

彼女に届けてきたばかりだ。

私の自信の章なのだ。彼女に聞こう!

昨夜 有川 浩の「三匹のおっさん」を読んだ

文体がキラキラして”日本語を曲戯団の剣のように”

自在にあやつるが、

初期にに見せた「阪急電車」の感動はない。

その後 五冊は彼女(彼?)の本は買ったが、

読み終えたものは無い。

このオジサンに文体が合わないのだ

私が古いのだろうか。

「阪急電車」の感動を今一度と買うが

もう当たらない。

あのみずみずしさは幻だったんだ。

今は航空券も圧縮ファイルで宅配時代。

彼女に続編を頼まれそうなので

<派遣社員の出口の無い悲哀>をモチーフに

書き始めた。

どうも導入部分が弾まない

恨みというテーマが合わないのか

ただ自分の体験の延長上では

小説はいずれ行き詰まる。

俺はどこへ行くのか

posted by 花蓮 at 08:43 | TrackBack(0) | 日々の出来事