2013年07月23日

黄昏の窓(2)

ある晩 携帯が鳴った

もしもし 〇〇だけど いま新潟の病院にいます」

この3月 結婚希望で訪ねてきた男だ

99%整ったところで 姉なる人物が現れて

中国人との結婚は絶対だめと 反対したのだ

彼は保護者のいう事に従わなくちゃ>

結婚を取りやめた。

事情を聞いて見ると 彼は統合失調症で病院通い

薬を飲んでいた。

また俺の前に現れた 精神病

彼は58歳 普通に見える

株取引もやっていて 経済にも詳しい

しかし幼児期 父親に物凄い抑圧を受けて

育った。

蔵に入れられて 鉄棒で殴られた

そんな記憶を語った。

かれの症状は

「予定外の出来事」にパニックを起こすのだ

人生は予定外の出来事が連続するのに

電話で 「病院に来てくれ」という

病院は子供頃 まつ林の中の寂しい所にあった

今は周りが宅地開発されて 

美しい街路樹がある街になっている

総合受付に行く

どんな関係ですか

なんでそんな事を聞く

友人です」

ソファでお待ちください」

やがて彼が出てきて中に入れと言う

「俺が入ってもいいのか

大丈夫ですよ」

鍵を持った看護師が 通路のドアを開ける

また 鍵を掛ける。

此処は精神病院なのだと実感する

彼と 中庭に藤棚の下に座る

最初は止めどもなくまくし立てたが

30分もすると 普通になってきた

誰かに入れられたのか それとも自分で入ったのか

彼の財産を狙った姉の仕業か確かめた

ロシアと中国が佐渡沖に攻めて来て・・」

「声が聞こえる

明らかに3月より悪化している

3月ふたりでびっくりドンキーに行った時は

 もっと正常だったじゃないか

そうなんです」

7月からオカシクなって 自分でも分かるんです

だから 自分で入ったんです」

それから1時間も喋ったら

看護師が探しに来た

また 見舞いに来てくれますか

ああ 来るよ

濃霧のような病状に 

暗い気持ちなってしまった

posted by 花蓮 at 09:02 | TrackBack(0) | 日々の出来事

2013年07月19日

黄昏の窓(1)

ある日 電話が鳴った

もしもし 結婚相談所ですか 

私結婚したいんですけど

また 在日の中國人だな

在日の中國人は物凄く性格が悪いので

業界では 要注意なのだ

嘘 ドタキャンが常態化している

あなたの経歴は

ハルピン師範大學を卒業してます」

この一言で 気持ちが変わった

じゃ 詳しく聞くから 一度来て頂戴」

日を改めて 来ることになった

当日 時間になっても 来ないので

電話した

ああ 今日でしたか 忘れてました

自分の人生を決めるかもしれないのに

いい加減な奴だ やっぱり中国人か

と思った

車は無いという 新潟駅から分からないので

来れないという

仕方がないので 迎えに行った

変な作業ズボンを履いて 

一番下のボタンが取れて 異常を感じる格好

でも <ハルピン師範大學>が私の中では効いている

10年まえ 師範大學の美しい学生を通訳に頼んだ事があった

そこの日本語科には 有名教授がいて

優秀な学生を排出していた。

私の会社でバイトした学生が

偶然その教授の息子だった縁もあった。

性格の良い子で 可愛がった。

その結婚希望の女性は車の中で

一言もしゃべらない。

「あなた 無口だね 喋らないと

印象が悪くなるよ

将来見合い場面を想定して

アドバイスしたつもりだ。

どうして 離婚したの」

忘れました

思い出したくないのかな

好意的にとらえる

子供はいるの

高校生の娘のはずです

まるで 関心の無い返事

あなた どこか 悪いの?

精神科に通ってます

えッ

薬飲んでます

抗精神薬の影響で 頭が朦朧としていたのだ

多分 あの薬は 真剣に考えさせないように

思考を分散させるのだ

現代医学が考える治療法はそんなもの。。。

彼女の来日以来の 苦労が想像できた

先日 「金の鬼」にみたいになった別な中国女が来て

嵐のように 荒らしまくって行った ある意味精神病だ

それに比べれば 彼女の精神の痛みは

哀れを誘う。

ハルピン師範大學 

もっと違う日本人に出会えば 

違う輝く場面があったかも知れない

生活保護受けてるんです」

後日電話したら  

この電話はお客様の都合で御つなぎできません

とテープが流れた。

身寄りも無い異国で 精神を病んだ女

朦朧とした頭で 保護打ち切りを心配していたが・・

僅かに残った<意識>で結婚に

<天の蜘蛛の糸>を見出そうとしたのだ

posted by 花蓮 at 07:49 | TrackBack(0) | インポート

2013年07月18日

お尻ぴったんこ

妻ちゃんを家に置いて また母の病院に行ってきました

病室で話していると、ジュースを飲みたいと母が言います

仕方がないので近くスーパーに

安い一口ジュースを買にいくことに

一階ロビーに降りてくると

<あれ! バンビちゃんがいる>

患者に付き添って ソファに座っています

何処行くの?」

「これから 母にジュース買にいくんだ」

「しまむら」で母の靴下、スーパーで3本200円のジュース、

小一時間掛かって帰ってくると

バンビちゃんが背を向けてまだ座っている

彼女の長椅子は後ろがあと10p余裕があります。

とっさに その10センチに私の尻を

ビックリした彼女の反応

振り返って私だと分かると少しずらして15センチに

バンビちゃんの柔らかい尻はくっついたまま

私はジュースを取り出して差し出すと

だめ 差し入れが分かると首になる」

大丈夫 首になったら おいで」

彼女は受け取った

どうする 

この道も行き止まり

posted by 花蓮 at 07:15 | TrackBack(0) | 日々の出来事