フィリピンは3000以上の島で成り立っています。
その中で大きいのがマニラのあるルソン島、その次がミンダナオ島
最近リゾートで発展のセブ島などです
今まで統一国家を作った事がないので、言語がたくさんあるようで
ルソン島では英語が一般に使われています
そのほかミンダナオはタガログ語です
私の<小向美奈子似>は完璧な英語を喋りました
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彼女の妹はマニラで有名なプロバスケットボールの選手と
結婚してセレブな生活を送っていて、母は薬屋をやっていました
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彼女は法律事所を辞めて<自立目指して>、日本に来たのでした
翌日は彼女が卒業した緑深いキャンパスを案内してもらいました。
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フィリピン人の顔は実に複雑な人種を現しています
土着の黒い人、中国系の混血、スペインの混血、アメリカの混血
と様々ですが、彼女は中国系の混血でした
だから日本人そっくりです 目が大きくて<小向美奈子>にそっくりでした
小向さんがマニラに逃げたと聞いて真っ先に彼女を思い出したのです
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話を戻して 彼女が着替えに戻っている間
我ら日本人は<探検>にでかけました
ホテルで先ずサンミゲルビールを1本飲んで
(1本100円でした)
昼のマニラです
裏路地を行って汚いドアーを開けると火薬の臭いがしました
(親友は米軍の大佐のジャンパーを着てい
マニラでは一応敬意を表されます)
射撃場です ぱ〜ん 彼はみんな的に当たります
親友はライフルの許可書を持っていて名手です
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次にまた路地を行くと 怪しげなバーが並んでいました
ドアーを開けると一斉に金髪の外人がにらみます
こんな時 彼の米軍のジャンパーが役立ちます
マスターが<サー>と丁寧語を使って返事するのです
「あんたの偽ジャンパーも役だつもんだね」
「マニラは任しておけよ」
昼間からたむろしている ネエチャんに流し目を送ると寄ってっきました
たいてい金髪はドケチで 女の子は相手にしません
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日系二世風の彼は「梅宮辰夫似」のいい男でもてます
へたくそな英語で喋りかけるとジョークが通じてドッと笑うのです。
ビールが安いので昼間から酔っ払ってきました。
「俺は美奈子が戻ってくるんで 酔ってられない」
「まだ時間があるから 大丈夫だよ」
昼間でも薄暗いマニラのバーで 奇妙な体験をしていました
(つづく)