2011年05月23日

花と蛇 番外編(3)

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フィリピンは3000以上の島で成り立っています。
その中で大きいのがマニラのあるルソン島、その次がミンダナオ島
最近リゾートで発展のセブ島などです

今まで統一国家を作った事がないので、言語がたくさんあるようで
ルソン島では英語が一般に使われています
そのほかミンダナオはタガログ語です
私の<小向美奈子似>は完璧な英語を喋りました

彼女の妹はマニラで有名なプロバスケットボールの選手と
結婚してセレブな生活を送っていて、母は薬屋をやっていました

彼女は法律事所を辞めて<自立目指して>、日本に来たのでした
翌日は彼女が卒業した緑深いキャンパスを案内してもらいました。

フィリピン人の顔は実に複雑な人種を現しています
土着の黒い人、中国系の混血、スペインの混血、アメリカの混血
と様々ですが、彼女は中国系の混血でした
だから日本人そっくりです 目が大きくて<小向美奈子>にそっくりでした
小向さんがマニラに逃げたと聞いて真っ先に彼女を思い出したのです

話を戻して 彼女が着替えに戻っている間
我ら日本人は<探検>にでかけました
ホテルで先ずサンミゲルビールを1本飲んで
(1本100円でした)
昼のマニラです
裏路地を行って汚いドアーを開けると火薬の臭いがしました

(親友は米軍の大佐のジャンパーを着てい
マニラでは一応敬意を表されます)
射撃場です ぱ〜ん 彼はみんな的に当たります

親友はライフルの許可書を持っていて名手です


次にまた路地を行くと 怪しげなバーが並んでいました
ドアーを開けると一斉に金髪の外人がにらみます
こんな時 彼の米軍のジャンパーが役立ちます
マスターが<サー>と丁寧語を使って返事するのです
あんたの偽ジャンパーも役だつもんだね

マニラは任しておけよ
昼間からたむろしている ネエチャんに流し目を送ると寄ってっきました
たいてい金髪はドケチで 女の子は相手にしません

日系二世風の彼は「梅宮辰夫似」のいい男でもてます
へたくそな英語で喋りかけるとジョークが通じてドッと笑うのです。
ビールが安いので昼間から酔っ払ってきました。

俺は美奈子が戻ってくるんで 酔ってられない
まだ時間があるから 大丈夫だよ

昼間でも薄暗いマニラのバーで 奇妙な体験をしていました

  (つづく)

posted by 花蓮 at 09:38 | TrackBack(0) | 旅行

2011年05月22日

花と蛇 番外編(2)

Photo

         <マニラ湾の夕日>

ニイノアキノ エアーポート」に降り立ちました
ぷ〜んと南国の香りがしてきます
入管で柵の向こうにいる警官と目が会いましたが

なんでみてるんだろうくらいに気にもとめませんでした

ちょっと 来い」 多分そう言ったのだと思います

別室に連れ込まれると 首から覗き込みます

はは〜刺青を調べているんだ と思いましたが

無いと判ると「行け」というのです

帝国海軍の末裔だぞ フィりピン警官に馬鹿にされてたまるか

友人が心配して 見にきました 「なあ〜に 大丈夫さ

ゲートを出ると 、小向美奈子(似)が待っていました

「久しぶり お元気 」 「元気だよ あいたかった」

ホテルから マニラ湾の美しい夕日が見えました
ラプ ラプ(店の名) で夕飯でも食べようか」 マニラに詳しい友人がいいます
そのまた友人でマニラでレンタカー屋をやっている人も

加わって 賑やかな食事です。


友人は小太りの彼女 日本の店にいた時知り合ったのです

床の竹の棒を踊りに合わせて動かしてそれを飛ぶ民族舞踊が

夕食を盛り上げます。
ビネガーと言って 酸っぱいトマトが入った郷土料理

多分中国のように添加物だらけで<危険>では無いと
思って食欲が進みます。

夕食後はカラオケ 彼女とは「銀恋」デュエットを唄います

まさかマニラで歌うとは 不思議な縁の夜でした

                     <つづく>

posted by 花蓮 at 10:57 | TrackBack(0) | インポート

2011年05月21日

花と蛇 番外編

昨日の「蛇」で 想像するのが「花と蛇」です
言わずと知れた団鬼六の作品ですよね

この主演女優の小向美奈子が 私が昔 通っていたフィリピンパブの

あきチャンにそっくりなんです。

私の親友がフィリピンパブが大好きで、誘う相手を変えて

1週間に3回は通っていました。

そのうちの1回は私です

ある日 8時から1番に乗り込んで飲んでいると

目立つ娘が居ました
店長に聞くと 「きょう フィリピンから来たんです」

早速「呼んで」
日本語が全く出来なくて、もっぱら 英語とタガログ語のチャンポンです

彼女も日本での初めての客、私は小向美奈子似の好み
たちまち 仲は急接近

彼女が帰国するまで続いたのです。

なんと 帰国して「フィリピンに遊びにおいで」 と言ってきたのです

遊ぶ話には直ぐ乗る友人といそいそと出かけたのでした。

     つづく

posted by 花蓮 at 10:08 | TrackBack(0) | 旅行