図書館に行ったら偶然「鉄道唱歌」なる本が目に留まりました
例の有名な〜汽笛一声新橋を・・〜です
年末に放映予定の「坂の上の雲」を心待ちにしているので
明治の溌剌とした雰囲気が香って来たのです
「あとがき」を読むと明治の人口は4千万 そのうちの三人に一人は
これを歌ったそうです
国民の教育的意味も歌詞に込められていたそうです
66番まであるのを知って驚きました。
いや〜長いもんですね 各地の歴史故事や風景を短く七五調
に上手に読み込んでいます
歌は「大船」から枝分かれして 鎌倉、横須賀にも行くのです
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同じ本に「東京地理教育 電車唱歌」というのが載っていました
そこに永年の疑問の答えがあったのです
いま中国に行くと ビルの名前に○○大廈(だいか)と書いてあるのを目にします
「夏」と書いてあるので<か>と読んでいたのですが 永らく疑問でした
ところが明治38年の歌にあったのです
14番〜京橋わたればさらに又 光まばゆき銀座街
路には煉瓦を敷き並べ・・・・
・・商館の 並べる大廈高楼は〜
と当時に日本語のボキャブララリーに入っていたのです
いまの当用漢字からは削除されて 漢字変換にも出てきません
(広辞苑にはあったのです 不精して調べませんでした)
<府電の歌>
〜左に宮城おあがみつつ 東京府庁を右に見て
馬場先門や和田倉門 大手町には内務省
渡るも早し神田川 錦町より小川町
乗り換えしげき須田町や 昌平橋をわたりゆく〜
明治の匂いがしてきませんか
(鉄道唱歌・東海道編)