2008年12月25日

ハルビンだより・・(2)

Dsc03766 同行男性は婚約者に会ったら「断れるんじゃないか」とズット心配してました。新潟を飛び立ってそろそろハルビン空港に着くころ「この飛行機は長春空港に着陸します」のアナウンスにびっくり、この辺が中国の不気味なところです。列車の手配やらこれからの困難が頭を駆け巡ります。                              その後何の説明も無く長春で入国手続きです。どうやら雪で閉鎖 ひょっとすると長春で一泊かもしれなく「この旅は縁起が悪そうだ」と男性の顔をそっとうかがいました。                                                    空港で日本人旅行者と立話しをするうちに偶然私の近所に住む社長の仕事を聞くと、いつも泊まるホテルの前に「明日店を開店するのでどうしても着きたい」と言っています。  新潟の経営者で勇気のあることをするものだと興味を覚え、「滞在中にお店を覗く」と約束しました。あたらしい交友が出来、何事も無駄はないと吹雪にこんどは感謝です。互いに中国入管の印で赤くなったパスポートを見せ合ったのでした。                                                            結局半日遅れの午後六時にハルビンに着き、男性は婚約者ににこやかに迎えられました。

写真: 氷のなかにネオン にぎやかなハルビンの夜

posted by 花蓮 at 09:35 | TrackBack(0) | 日中感想

2008年12月24日

ハルビンだより・・(1)

Dsc04841_2 Dsc04789_2 Dsc04769_6                                                   朝の霧が立ち込めるホテルの前の写真を載せます。人がいっぱいでしょう。                       きのうはホテルでとても綺麗な女性の写真を撮り、こちらもドギマギしてしまいました。こんなおじいさんでも心が若ければ「結婚は楽しいですよ」と彼女の希望年齢を上げさせようと説得。                                                                           

「heart」と紙に書いたのに彼女は怪訝な顔をしているのです、大学卒なのに英語が分からないのかなと身振り手振りで聞くと「オロス」という言葉が聞こえます。                                    中国語でロシアという意味で「私はロシア語専攻」とわかりました。宇宙技術はロシア製なのと米国は敵国だったので中国の学生にはよくある事なので納得しました。私の不得意な理工学部卒 よけい神々しく見えました。                                                 彼女を幸せにする男性がいるのかなと不安がよぎります。                                            ハルビン便りは数回に分けてまだまだ書くのでお待ちください。

写真 *結婚希望の女性*氷のピアノ〔拡大して}*マイナスのなか元気な市民*

posted by 花蓮 at 20:05 | TrackBack(0) | 日中感想

2008年12月17日

海のむこうは・・

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                                                                                   〜海のむこうは上海   どんな未来が

井上陽水の歌です  (写真拡大してください)                                                                どんな未来が・・今は満州黒龍江からきた娘がとなりにいます。                                                この歌はスナックでも歌う人がいないらしくママも初めて聞くと言っていました。〜  そっと〜の「も」を何回歌うか分からなくなります。                           もう一つ滅びた歌流れ豊かな黒龍江よ 岸の茂みは我が住みか 水を鏡に髭づら剃れば 満州娘のひと目惚れ  満州帰りの父が風呂で歌ってて覚えました。

 海はまるで池のように静かで、いつもは防波堤を乗り越える荒波はどこへいったのか自然って不思議です。                                        町を季節風から守る松林が何キロも続く浜辺を、あまりの陽気に誘われて妻と歩きました。                                                    沖には佐渡へ行く定期船が陽光を反射して一層白く輝き、振り返ると北に連なる新雪の飯豊(いいで)連峰が見えます。春にはこの残雪が石坂洋次郎の「青い山脈」を思い出させます、あの向こうに「寺沢新子」がいると思った青春の山脈・・・海辺に立って大陸を想ってたむかし                                                    松林の中のこみちを歩くと「ドン山」と呼ばれる丘があり、明治には正午を知らせるど〜ンという大砲が鳴っていたのでこの名がつきました。訪れる人も少なくひっそりと明治が息を潜めています。わたしも地元に居て初めて訪れたのですが妻には得々と説明してやりました。         ・                                           数年前まで景色も見えない師走に 今は浜辺を歩き人生に静かな変化が起きています。              ・                                          明日から結婚式で黒龍江に行きます、戻ったら何か書くことがあるでしょう         来週までごきげんよう。満州クーニャンのひとめぼれ〜

・      写真:*海岸から望む 青い山脈* 池のような海 佐渡へ行く白い船、 * ドン山の大砲 * 松林のこみち(前を歩く老人の背が恩師に見え)  *(写真拡大できます)

posted by 花蓮 at 09:07 | TrackBack(0) | 日々の出来事