同行男性は婚約者に会ったら「断れるんじゃないか」とズット心配してました。新潟を飛び立ってそろそろハルビン空港に着くころ「この飛行機は長春空港に着陸します」のアナウンスにびっくり、この辺が中国の不気味なところです。列車の手配やらこれからの困難が頭を駆け巡ります。 その後何の説明も無く長春で入国手続きです。どうやら雪で閉鎖 ひょっとすると長春で一泊かもしれなく「この旅は縁起が悪そうだ」と男性の顔をそっとうかがいました。 空港で日本人旅行者と立話しをするうちに偶然私の近所に住む社長の仕事を聞くと、いつも泊まるホテルの前に「明日店を開店するのでどうしても着きたい」と言っています。 新潟の経営者で勇気のあることをするものだと興味を覚え、「滞在中にお店を覗く」と約束しました。あたらしい交友が出来、何事も無駄はないと吹雪にこんどは感謝です。互いに中国入管の印で赤くなったパスポートを見せ合ったのでした。 結局半日遅れの午後六時にハルビンに着き、男性は婚約者ににこやかに迎えられました。
写真: 氷のなかにネオン にぎやかなハルビンの夜