〜箱根の山は天下の険 函谷関も ものならず 〜小学校のとき習った歌ですね。 昨夜NHK教育で「宮城谷昌光」さんの孟嘗君の話があるのを新聞で見て楽しみにしてました。孟嘗君の食客が鶏の鳴き声をまねて鳴き、函谷関の関守が朝だと勘違いして門を開けるという有名な逸話です。 図書館で何回も「宮城谷昌光全集」を手にとってみるのだけれど止めていました。 「なんて難しい本だろう」 「でも全集になってるんだから認められてる人かもしれない」 「史記の解説ばかり忠実に書いて 小説の書き方を知らない」 なんて思ってました。 ・ 暇にまかせてふうふういいながら読んでいくうちにだんだん見えてきました。 宮城谷さんは史記に魅せられていたのでした。 読者は史記を読むには力が無いし、結局彼の情念を借りて史記の世界につれて行かれたのです。 二千年の時を経て孟嘗君が彼の手でこの「日本の今」に生き返ってきました。 函谷関はどんなところなんででしょう一度行ってみたいです。
写真: 函谷関の復元楼閣:
毛沢東の時代完全に破壊されたそうです、今の中国文字はこれに匹敵する大破壊です。(婦)が女偏にヨです(女ヨ) 妻は平気で「女ヨ」と書きます 後世復元するのに・・・ 胸が痛みます 書の美しさも崩れて・