2008年10月29日

包丁とまな板

Dsc04643 Dsc04646 妻が朝とつぜん包丁とまな板が欲しいといいだしたので、使っているものを見るとホームセンターあたりで買った安物の文化包丁です。                                   わたしはむかし利器を扱っていたのを思い出し、いいものを買おうと金物屋に行きました。新潟三条市は全国的な金物の町です、しかし高級な刃物は無いのを知っていたので、店のおやじさんに「江戸物」といったら扱ってなくて「かみもの」の関の刃物を勧めてくれました。   ・                                               東急ハンズでわたしが欲しい江戸物があったのを記憶してます。                 わたしが商売してるころ「戦前の古い製鉄所で作った船の碇(いかり)」をその東京の鍛冶屋さんは買い取っておいて、包丁、ノミ、カンナ、などの刃物を作ってました。           なぜ古いイカリかというと、戦前の製造技術では若干の不純物が入っているのです。この不純物が鋼(はがね)の柔らかさを生みます。                             大工、料理人が研ぐとき今の製鉄所の鋼は硬すぎるのです。家で使っているその鍛冶屋のペティーナイフは研いで半分の細さになっています。                                 この包丁が細くなるころ俺はこの世に居ないよなあ〜なんて考えてお金を払ったのを彼女は知らなかったでしょう。                                         包丁は切れすぎて彼女はさっそく手を切りました。

写真:むかし商売で飾った「特大江戸包丁」  *研ぎこんだ ペティーナイフ* これが   ・   細くなる頃は居ない 関物 包丁  

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2008年10月23日

ルイと洗濯や

Dsc04632 妻がルイビトンを見たいというので新潟三越にいってきました。さびれた三越です、ライオンを横目に見ながら入ると「はりぼての壁」の中がビトン売り場で、二人は昨夜ネオン街でねだられた「爺客」とホステスのように見えたでしょう。田舎の百貨店は売るものが無くなってブランドの展示場になってました。                               彼女は大阪で数年前買ったビトンを下げて日本に来たのだけれど、取っ手の革が汗で真っ黒になってました。修理を頼むと出来ないと断れ、器用?な私はホームセンターで皮革用スプレーを買い、妻が「止めて」というのを振り切って塗装すると「新品」のようになりました、しめて1350円なり。                                                    「あのユダヤ人もこうやって作っているんだ フランスじゃだれも買わないんだよ」と教えてあげたのですが、「食事はラーメンでいいからビトンが欲しいと」いうのです。            これも青春の熱病かとビトンの値段のカラクリをけなすのは止めました。           妻は自分がパートで働いて買うといい出しクリーニング屋の面接をうけました。70歳くらいの人のよさそうなお爺さんで即採用になり、あさ妻を送って行くとき「お爺さんが襲ってきたらすぐ逃げるんだぞ」 「大丈夫イチイチレイに電話する」とビトンを下げて勇ましく歩いていきました。                                                      これでわたしが死んだあと日本で一人で生きていくでしょう。

   写真:新品に戻った「ビトン」* はみだした色をラッカーで拭くとLVも消えた!

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2008年10月22日

やっぱり不思議

Dsc04629 3 国際結婚日記ですのでつまらない日常を書きます。                        ・       ふとパソコンから目を離すと妻が居ません。仕事に夢中になってなにやら話しかけてたのを聞きながし、なま返事をしたのだけは覚えています。                        外に出てみると彼女の自家用車(自転車)がありません。探して公園の中を歩きながら「だれのためなら俺は重い足を運んで探すだろう」と自問しました。                                                 探してるうちに向こうから自転車に乗って現われました。                                                    「どこいってたの」「決まってるでしょ」妻は毎日公園の自動販売機で150円の茶を買って、楓の小径の背もたれのあるベンチで鳥を見てます。日本の鳩はデデッポーと鳴くと教えたら中国はクック〜だそうで。「向こうの芝生の広場が気持ちがいいんじゃない」「あっちは背もたれがないから」頭上にはいつものカラスが餌を待ってました       ・                                        「あなたしかいないんだから身体に気をつけて」昨日スーパーの無料血圧計で測った170を覚えていたのでした。                                          右足でペダルに乗って先に行きます、俺は右で乗れるだろうか、老人になって若者と過ごす「不思議なひととき」があったのです。                                一日を2倍に凝縮して大切にと考えるのでした。                              きのう我が家の前の湖に白鳥が飛んできました「君のふるさとから来たんだぜ」「わたしの住みかはここ」

     写真:妻との年齢差を感じた「右足乗り」

posted by 花蓮 at 06:36 | TrackBack(0) | 日記